「はるかさんバイクに乗せて下さい!」


…なんて事を言ってしまったのだろう。 私は今、思いっきり後悔していた。
いや、それは正しい表現ではない。思いっきり恐怖にうち震えていた、とでもいうべきだろうか。
聞こえは大げさだが、私にとってはとても深刻な問題だった。
私はジェットコースターを初めとする、早い乗り物というものが、それはもう大っっっっっっっっっっっっ嫌いなのである。
車も高速で走られたらアウト、オマケに乗り物酔いまでもれなくついてくる。

それなのに。

何故、私があんなお願いを口にしてしまったのかというと、はるかさんの走る姿を偶然見る機会があって、
その乗り物と一体になって風となる、圧倒的な美しさに飲まれたからである。一目惚れといってもいいほどの衝撃であった。
最初は単純にバイクを見てみたい、という気持ちだけだった。 神性さえも感じさせたあのオーラがどこから滲み出てくるのか
純粋に興味があったから。同時にはるかさんとあそこまで一体化できるバイクに軽い嫉妬を覚えていたのかもしれない。
無機物に嫉妬なんてあるのだろうか?ただのバイクなのに?
――――少なくとも あのような風になる…遥か高みにまで上っていくバイクが「ただの」乗り物であるはずがない。
そして 、はるかさんの相棒であるというだけで、私にとっては単なる無機物ではないのだ。
―――このバイクに跨ったら、少し近づけるかしら、なんてバカな事を考えて…気がついたら冒頭の台詞が出てきてしまったのである。

「へぇ、意外だな、君みたいな子が興味を持つなんてね。勿論、大歓迎さ」

嬉しそうなはるかさんの声に、少し罪悪感を覚えながらも(だってこんな不純な動機、言えないじゃない?)
私は「はるかさんの相棒」 に、はるかさんの手を借りながらも緊張しながらゆっくりと跨った。

「うわ…視線が高い」

思っていたよりも高い視界。勿論はるかさんは私よりもずっと背が高いし、現に私の足はつま先すら地面に届かない。

「ステップに足をのせてみて」

子供のように足をばたつかせている私を見かねたのか、苦笑しながらはるかさんが私の足に触れた。
―――そんな事ですらドキドキしてしまうんですけど。

「さ、これ被って」

「えっ?」

一人で赤面していたところに、渡されたのはヘルメット。はるかさんの手にはもう一つヘルメット。
私の頭の中には疑問符が大量に並べられていたものの、あまりの展開の早さにあっけにとられてしまっていた。
はるかさんは私の前に乗り込むと、フェイスガードに手を掛けながら振り向いた。

「どこかご希望の場所は?」

こんな状況に陥りながらも、まだフェイスガードの下から覗く はるかさんも格好いいなあなんてぼんやりと思っていた私だったが、
この言葉に流石に冷水を浴びせられたかのようにようやく我に返った。

「いえっ いいです、私もう満足です…!」

我ながら支離滅裂だと思ったけれど、このときの私は思考回路が焼き切れる寸前で、そう口にするのがやっとであったけれど。
―――しかしはるかさんは遠慮と受け取ったようで、にっこりと微笑みながらエンジンをかけてしまった。
…駄目だ、いよいよ逃れられない…。

「遠慮することはないさ。じゃあ君が前に言っていたあの場所へ行こうか」

あの場所…覚えていてくれたんだ。

その一言は、誤解だと言い出せずにすっかり固まっていた、私を解きほぐすのにてきめんな効果を表した。
それは以前、軽く交わした言葉―世間話としか言いようがないような、短い言葉のやりとりの中でふと上った話題だったのだけれど、
まさかはるかさんが記憶の中にとどめていてくれていたとは思いも寄らなかったことで…
私は沈み込んでいた気分が浮上してくるのを感じていた。

そうなるとなんだかあんなに恐れていたスピード感ですらわくわくしてくる。一目で眼を奪われた、あの輝きに、あの高みに
少しでも近づけるのならば、多少のスピードなんて平気じゃない?それに乗ったこともないのに何故乗れない、なんていえるの?
――― なんて自分でも呆れるほど 単純だなあ、と思いながらも次第にほぐれてくる緊張と同時に沸き起こってくる高揚感に笑みすら浮かんでくる。
それにはるかさんと一緒ならばどこまででも大丈夫。

 

「さ、しっかり僕に捕まって」

 

私にもあの輝きが見えるだろうか?

 

 

 

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友好度、プラス2(笑)

てか友好度の基準、私にもわかりません(笑)
てかクサイ文章になってきた(爆)そしてやはり主人公をマルチで書いていると具体的に書けないので微妙…
あの場所ってどこだよーーー!<セルフツッコミ
うさだったらうーんどこだろう海とかかなあベタに 星の見える丘とか?(そして星野を思い出すとよい笑)
あ、でもなんだか雰囲気的にスターズより前っぽいからどうだろう
そしてこのシリーズ(?)一人称でチャレンジしているんですが、一人称って逆に難しいかも・・(笑)
めざしたのは一昔前のコバルト文庫テイストなんですが〜(笑)<藤本ひとみとかさ!(笑)
でも書いていると照れがはいって駄目です、、恥ずかしい〜〜
そしてテーマも難しい〜 絵が先だから代えようが、、(笑)

というかこれ見れば解ると思うんですが、絵掲示板絵なんですけど、バイクえせ構造なので見逃して下さい(爆)
Sでまこちゃんがはるかさんに憧れてスカーフ巻いた回(笑)あのシーンで乗っていたはるかさんのバイクと
ライダースーツが印象的で好きなんですが、資料もないのでこんなんだったかなあ・・とエセです(爆)
というかバイク自体の構造理解していないからいかにも嘘くさいんですが、、


思考回路はショート寸前 今すぐ降りたいよ〜<お約束(笑)

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